私は、閉所恐怖症の気味があるので、家具のぎっしり置かれたような部屋は好まない。
だから、自分のリビングにも、最低限の物しか置いていない。
籐椅子、テーブル、TV・ビデオ関連。大きなものは、それだけである。
天井が高いので、壁に物を飾り、ゆったりとした空間にするために、インテリアの高さは、低めのものを選んでいる。
ただ、困ったのが、ビデオの本数である。
収納ラックを買って入れればいいのだが、私は、ラック類のあの安っぽい人工感が嫌いである。
そこで、親戚の酒屋さんに頼んで、たぶん、ワインが入っていたと思うのだが、木箱を取り寄せてもらい、自由に配置して、ビデオの収納に使っている。TV類もこの上に置いている。
とにかく、カラーボックス的なものは好きじゃないし、プラスチック製品など、もってのほかである。
というわけで、木箱は、非常に重宝している。
プラスチック嫌いのもう一つのこだわりは、ゴミ箱・・・
これも、同じルートで無理を言って、コーヒー豆の入っていたと思われる樽を利用している。
映画好きなので、TVまわりの家電は凄まじい。テクノロジーの集大成である。
だが、木そのものを多数使うことで、部屋全体に、不思議な落ち着きが生まれている。
椅子も籐であるし、観葉植物も置いてある。
テクノロジーと自然の風合いの融合した空間。私のリビングは、そんなくつろげる部屋である。